過去にも似たようなニュースを見たことがあった。
親の虐待による子供の死
何度も同じニュースを見て聞いてきたはずなのに何も変わろうとはしていない
何度繰り返せばいいの?
何人の子供が同じような死を迎えなければならないの?
誰が悪いの?親?社会?政治?
5歳児が「ごめんなさい、明日からいい子になります」という
メモ書きを読んで心が痛まないのか?
コメンテーターが涙を流し、同じことが繰り返されている。
そんなニュースとともに6月から公開される是枝監督の「万引き家族」
一時はカンヌ映画祭で最高賞を受賞した作品だ。
是枝監督といえば「誰も知らない」と実際にあった事件を映画化し話題になった監督である。
あの時は主演の柳楽優弥くんの演技がすごくてとても話題になった映画だった。
あれから14年様々な作品を作り続けてきた是枝監督だが
今回はどうしても見なきゃならないという使命感までもが僕の心に湧いている。
誰も知らないで強烈なインパクトな作品を残した是枝監督
「そして父になる」も見に行ったが社会性のある作品だった割には心に残らない。
もともとドキュメンタリーを数多く作ってきた監督なので、
その傾向が強かったからかもしれない。
そして万引き家族の上映が今まさに始まろうとしている。
この文章は映画館のシートにゆったりと深く腰掛けながら
まだかまだかと待ちわびながら中で書いている。
席はやはりカンヌで賞を取ったこともありそれなりに埋まっている。

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