2013年02月04日

遥かなる旅 〜 星野道夫展 〜

12月朝のNHKで星野道夫の写真展が北見で開催されていることを知った

早速北網圏北見文化センターのホームページを調べると
2月11日まで開催されているらしい。

しかも2月2日はあの星野直子さんの講演会も開催されるのだ。

僕が調べた時は先着100名でもうすでに定員で一杯だと思っていた。
しかしよくページを見てみると定員に達していないのでまだ講演会の参加募集をしていた。

確認のため思い切って北網圏北見文化センターに電話した。
空いている!往復はがきで申し込みをすればまだ間に合う。
2月2日は北見へ行こうと決めていたのだ。

そして2月2日

北見へ向った


IMG_0945.JPG

そしてまず開催されている星野道夫の写真展をみる。


星野道夫の写真展は10数年前に札幌のデパートで見た。
何もわからない小さな子供たちを連れて・・・・

あれから10年以上たち子供たちも大きくなり
星野道夫の写真の意味も理解できるようになったはずだ。

長女の国語の教科書には星野道夫の話が載っている。
彼女も彼の言葉がスバラシイ。言葉選びがスバラシイと語る

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アラスカの自然が目の前に迫ってくる。
どうしてあんなに優しく厳しく撮影できるのだろうか。
たった1枚を撮影するために費やした時間を考える。
写真集では感じられない星野道夫の思いをかみしめた。

星野はよく人の人生を「旅」に置き換える。
「長い旅の途上」だと・・・・大好きな本の一つだ。

星野道夫の写真集を2冊買う。

星野直子さんの講演会はプラネタリウムで行われた

IMG_0954.jpg


スライドはプラネタリウムのスクリーンに写し出される。

星野道夫の写真のスライドを見ながら星野直子さんが優しく語る。

IMG_0957.jpg

星野道夫と過ごした時間について、フェアバンクスの暮しについて、
星野の愛したアラスカについて・・・・

彼女は星野道夫の代弁者だ。
星野道夫が優しく皆に語りかけたように、
妻の直子さんも優しく僕らに語りかけてくれる

最後に直子さんへの質問タイムがあった。
彼女の一番好きな星野道夫の写真集は「ARCTIC ODYSSEY」だという。
彼女が実際に星野と旅をした記憶の写真集
そして星野道夫の最後の写真集だ。
僕が最近、本当につい最近手に入れた写真集だったので嬉しかった。

息子が父親の死をどう受け止めているか知りたかった。
もう一つ本当は質問もしたかった。
星野道夫がアラスカに魅せられた年齢と同じになった今、
彼は父親のように「表現者」になるのか・・・・。

最後に直子さんはひとりひとり参加者に挨拶をしていた。

僕も握手してもらった。

小さなか細い手で直子さんは色んなことを受け止めてきたのだ
妻として、母として、星野道夫の代弁者として・・・・

本を開くたびに星野道夫の言葉が僕の胸を突き刺す。
一言一言が僕の胸の奥底へ染み込む。

僕は子供たちにこういった写真を見ることを
押し付けているのかもしれないと考える。

だけど後々思い出して欲しいのだ。
父と見に行った写真を。父の思いを。
星野の文章を読み「生きる」ということと「死」ということを理解して欲しいだけなのだ

「子供に何かを残せるのか」と考えた時に僕はこれくらいしかできない。
星野は43歳でこの世を去る。僕はその年まであと3年。
父は46歳でこの世を去った。僕はその年まであと6年。

何を残せる?何を与えられる?何を教えられる?

時間がない。いつもそう思う。

死に急いでいるのかもしれない。全くその通りだ。
あと6年しか生きられないのかもしれない・・・・と思ったら急ぐしかないのだ。

僕は何を吸収し消化するのか・・・・

人はそれぞれの光を捜し求める長い旅の途上なのだ

僕もまだ旅の途上なのだ。
パズルを解きながら○×問題を解きながら歩いて行くしかないのだ
正解なのかどうかもわからないのに・・・

ゆっくりと写真集を開く・・・・さあ旅をはじめよう





posted by kage_laidback at 21:00| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Camera | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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