2011年08月31日

マッケンジー彷徨〜麻生弘毅

今、僕がここに暮らす理由として大きなウェイトを占めているものと言えば
野田知佑であり星野道夫である。

20年近く前に読んだ「日本の川を旅する」で釧路川を訪れ
10年近く前に偶然にも転勤で根室に住み
3年前からここに暮しているのも全て「日本の川を旅する」を読んだからだろう。

根室では春国岱の風景に遠い星野道夫が見たアラスカの風景を重ね合わせ
彼が長年抱いていたクマへの思いも、いま暮す場所では少なからずも感じ取れる。

また偶然出会った釧路川リバーガイドの中野さんに世話になり、
土屋さんに世話になり、カナディアンカヌーを格安で譲って貰えたのも
全て「日本の川を旅する」を読んだからだと言っていい。

怪しい探検隊に憧れ、本気になって遊び、ダム建設に反対し、「バカヤロー」と言って役人を怒鳴り、釣りができ、女にモテテ、ギターが弾け、ハーモニカが弾け、
そしてカヌーに犬をのせ川を下り、屈斜路湖の湖面でチキンラーメンをすする。

そんな野田知佑に憧れた男は少なからずも何人かはいるだろう。

多分麻生さんも僕も同じ年なので野田さんへの思いは似ている。

そんな麻生さんが野田さんの「北極海へ」を読んでその思いを抱き続け
ついにはユーコンを旅した。
それを綴ったのが今回発売された「マッケンジー彷徨」だ。

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買ってきて一気に読んでしまった。
簡単にこの本を説明すると

「飲んでやっつけられて自己嫌悪に陥って立ち直って、またやっつけられて飲んで・・・」

という本である。

でもそれが羨ましい。

「自由の切符」なんて誰でも手に入るわけではないのだ。

「旅人のように暮したい」なんて思っても、いつも社会のレールの上を走っている。
脱線ドロップアウトなんて出来もしない。
終着駅が見えないのに目的地に向かって走っている。というより走らされているのだ。

僕は自分自身が「ジコケンオ」に陥る。思考停止・・・

野田さんが好きならぜひ読んで欲しい一冊だと思う。

この本を読んで「旅に出るか」「旅に出ないか」

違う町の夕焼けを眺めるだけでも十分に旅。
人と出会い酒を飲み交わすのもまた旅。

僕は僕なりの思いを持って旅に出て感じたい・・・

秋の屈斜路湖が呼んでいる。
この本と「日本の川を旅する」をもって
和琴のキャンプ場で再びページをめくろう。焚き火の炎を眺めながら・・・

【送料無料】マッケンジー彷徨

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価格:1,260円(税込、送料別)

posted by kage_laidback at 17:14| 北海道 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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