2011年07月13日

西別岳〜摩周岳 縦走 Part 2


目指すはあのイタダキ!!

これから過酷な登山は想像せず、摩周岳からの眺めを想像しながら
お手軽な登山を楽しんでいた。

西別岳を降りるとすぐに又牛別岳の山頂。
ずっと下り坂でラクチンラクチン。
「やっぱり楽じゃん!楽勝楽勝!」と思いながらドンドン進んで行く。

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それにしても摩周岳がぜんぜん近くならない。
「思ったよりあるなぁ〜」思いながら進む。


風が吹いていて笹薮が揺れて音がする。
その時突然、風の揺れ方と違う笹の葉の揺れ方をした。

ガサガサガサ・・・

明らかに何か動物のいる笹の揺れ方・・・・

心臓が一気に高鳴る・・・声を上げて人がいるのをわからせようと・・・
怖くなって早足になってその場を立ち去った。

1時間ほどで摩周湖の第一展展望台からとの分岐点に着く。

ザックを下ろし休憩

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おばちゃんの話どおりでいけばここからあと30分だ。

ずんずん進む。残り1.6キロの看板。楽勝じゃん!
なんてこの時思っていたがこれからが過酷だ。
ヨメが全然ついて来れない。20メートル以上離されて僕が待つ。

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道はドンドン狭くなり、登りがキツくなる。
右は急な笹薮、左の笹薮を抜ければ崖。
摩周岳は本当に一気に登る登山道になっている。
あと残り300メートルほど・・・

もうヨメには無理だ。

「そこで待っていろ!」と言い残し僕一人だけで摩周岳頂上を目指す。

それにしても登りがキツい。登りがキツいということは
下りも大変ということ。
そこまで考えている余裕がなくなった。

「とりあえず登ろう!ピークを目指そう!」ただそれだけである。

キツイ登りを登りきった時に、一面青空が開ける。
摩周岳頂上の看板が。
やった〜という思いはない。

むしろ狭くて崖っぷちで怖かった・・・
風が強くて頂上に立てない・・・・ただ恐怖心だけ・・・
その場にぺたりと座り込んだ。

それでも青空の美しさ摩周湖の美しさは見事である。

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ささっとデジカメで写真を撮り下山した。

登りがキツいと下りもキツい。
ようやく下で待っていたヨメと合流。

今までいたくなかった膝の辺りの筋肉が痛くなる。
また足の裏が痛い。登山靴の底が痛いのだ。

先ほどの摩周展望との分岐点まで戻ってきた。

水は残り1リットル。
帰りをこの残り少ない水で乗り切らなければならない。
ここで水500ミリリットルを消費・・・
オニギリを食べ大休憩。

この時ですでに登りはじめて5時間経過。
足にかなりの負担がきている。あのおばちゃんの言葉を信じて、僕が天狗になってしまったのが一番の敗因。それでも降りなければ帰られない。

痛い足を一歩一歩前へだして突き進む。

帰りは西別岳まで登りばかりだ。
まさに「行きはヨイヨイ帰りはコワイ」(北海道弁で「コワイ」は「疲れた」)

そんな登りを足下をみながら歩いていると、
「あれ?」こんなものここに来る時に落ちていたっけ?というものを発見・・・

黒くて大きくてハエがたかっている。明らかに乾燥はしていなく「出来たて」いや
「落としたてホヤホヤ」のもの。多分気温が低ければ湯気が見えるだろう。

まさしく「出てきた出てきた山親爺〜♪」の落とし物
http://youtu.be/LqvzDEFY4GQ

うわぁ〜やっぱりいたんだぁ〜と来る時に、感じたあの動物がいる感の笹の動きが頭の中をよぎる・・・

大きな声でヨメと話ながら、その場をそそくさと離れる。

夏とはいえ日が暮れはじめる。
太陽さんがもうすでに夕焼けの顔になっている。
このままここでビバークするわけにはいかない・・・

急ごうと思えば思うほど又牛別岳への登り、
さらに最後に西別岳の登りが僕らを痛めつける。

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この期に及んでヨメは又牛別岳の写真を撮っていないと
携帯カメラで写していた。

西別岳の下りは本当にゆっくりと下る。
登りでかいた汗も下りのときは風が強く寒さを感じる・・・

それでもなんとか日没前には降りられそうだ。

ようやく西別岳の登山口へ戻ってきた。

駐車場を見ると僕らの車だけ・・・
9時半に登山を開始して再び戻ってきたのは17時過ぎ

かなり遅いペースだ。
それでも無事に戻ってこれた安心感と達成感で満足である。

雌阿寒岳に行きたいし。羅臼岳一泊登山もしてみたい。
今度はどこの山に行こうかな・・・
へっぽこなんちゃって登山家がまたやっつけられに行こうとしている・・・

後日談・・・

実はこの登山でヨメががっぷりマダニに食われた。
笹薮をこいだ時についたのだろう。
気づいたのは日曜日・・・病院で処置をしてもらった。

やはりゲーターは必要かもなと


posted by kage_laidback at 00:00| 北海道 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Yuru Tozan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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