シリエトクに憧れて何度も足を運んでいる。
それはキムンカムイに出会えることを望んで・・・
車一杯にキャンプ道具を積んで、朝早くから朝食も食べずに出かけた。
羅臼で美味しいパンを買い、やはり羅臼ビジターセンターにある
シャチの骨格標本に挨拶をして知床峠を越えようと思った。
すると一人のオジサンがいそいそとビジターセンターに入って行った。
一瞬「あれ?何処かで見たことがある顔だ・・」と思った。
駐車場をみるとたくさんのシーカヤックを積んだワンボックス。
間違いないあの人だ!
思いっきり「新谷さんですか?」と声をかけた。
新谷さんは驚いた様子で、「はい」と答えてくれた。
本を読んでとても感化されたこと、いつかは知床エクスペディションに参加したいことなど、色々と話をした。
新谷さんは今年再び航海したアリューシャンの海より、
知床の海が厳しいと話していた。
いつも持ちあるいているトラベラーズノートにサインをもらった。
そのノートには「知床エクスペディションガイド 新谷暁生 声を掛けていただきありがとうございます」と書いてある。
がっちり握手をして写真を一緒に撮ってもらった。
素敵なサプライズな出来事に感謝しながら知床峠を通った。
知床峠を越えてまずはじめに向かったのは知床5湖。
駐車場でお金を取られるが、久しぶりに2湖をまわってみようと
思ったのだ。
知床の山々はどんよりと雲が立ちこめる。

1湖2湖とまわりいつもは「クマ出没中により3湖4湖5湖閉鎖」
とあるが、今回はそんなロープが張っていない・・・
何度か知床に通っているが、こんなのははじめてで知床5湖すべてをまわることが出来た。


知床五湖をまわっていると木が朽ち果て倒れ、苔むし、そこから再び木の芽がはえ、森が作られて行く過程を見られ
こうして長い年月をかけて自然が繰り返されてきた真実を知る。

最近カメラに興味を持ちはじめた次女。
どんな学校のクラブで写真部に入り写真を残したいそうだ。
そんな話を聞く。
キャンプ場はいつもの国説野営場。キャンプ場ではなく野営場という名前がいい。
なんとなくいつもの場所にテントを張る。


そしてジェットボイルでお湯を沸かしカップラーメン。
キャンプでは最近ゆるゆるキャンプばかりで、
めっきり料理にこだわりを持たなくなった。
子供たちとフリスビーをしたり、ラジオを聞いてビール飲んだり、
いつものまったりキャンプ。
そしてやはり定番の夕日を眺める。

カメラに興味を持ちはじめた次女は体を乗り出し、シャッターを切った一枚がこれ

はじめてにしては上出来だったので、後ほどプリントして部屋に飾ったほどだ・・・
夕日を見た後は歩いて温泉に入りに行き、最近ウトロに来るたびに訪れる「潮風」で一杯&夕食。シーカヤッカーの作るご主人の海の幸料理に満足する。

温泉も入りほろ酔い気分でサイトに戻ると、キャンドルナイトで飲み直す。

最近ロウソクのやさしい明かりが大好きなのだ・・・
翌朝、子供たちはテントに残っているというので早朝にヒグマを探しに岩男別川へ・・・
やはりシャイな性格なのか姿は現してはくれなかった・・・
その代わりに大きな角をもった雄鹿に出会う。
大きな角とその瞳に感激する

知床5湖へいく道路は早朝はまさしく鹿ロードだ。
五湖へ行く道を早朝に訪れてみて欲しい。
道路は人間のためにあるのではなく、そこは元々彼ら動物たちがすむ場所だったと改めて考えさせられる。
早朝ドライブを夫婦で楽しんだ後は、
キャンプ場で朝食。
どうやら鹿の親子も朝食を食べにキャンプ場に現れる。
子鹿は可愛いい。親に乳をねだるも足蹴りを喰らっている。
人間の世界も鹿の世界も一緒・・・

なんだか本当に最近はぐーたらキャンプばかり・・・
それでもその自然の中に身を置くだけに満足をしている。
最近はキャンプが目的ではなく手段になっている。
自然に出会うためにテントを張る。
早朝にカメラを持って動物たちを撮るために野営する。
そんなキャンプになりつつあるのは確かだ。
シリエトク
ありのままの動物たちがありのままの動物の姿で暮らす場所
シリエトク
ゆっくりと木が朽ち果てゆっくりと木が伸び、ゆっくりと森を再生する場所
シリエトク
静かに森が語りかける。静かに動物たちが語りかける
シリエトク
僕の心を惹き付けるのはオーラ。僕は自然から溢れ出るオーラを感じる
シリエトク
僕の心のスペースをどんどんと埋め尽くしていく。
シリエトク
知床の森の様に、知床の動物の様に、僕も自然の一部として朽ち果てる時が来る。
命をつなぐ、命のリレー
あたりまえのことを、あたりまえのように教えてくれる
シリエトク
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